こんにちは。
桜島ミュージアムです。
毎月お届けしている「椿のある暮らしを」の連載ブログ。
暮らしの中にそっと潤いを与えてくれる椿の魅力をお伝えするとともに、
桜島のつばき油を置いてくださる店舗様の魅力もご案内いたします。
第10回目は、姶良市・霧島市に計4店舗構えます、「株式会社ひさご屋百貨店」さんです。
今年で創業185年を迎える、地域に愛されるお店です。
今回は、霧島市国分野口西にある、オープン2年目の新しい店舗(ヒサゴ屋百貨店 霧島店)にて
お話を伺いました。
――――――
(ヒサゴ屋百貨店 霧島店 外観) 国分市街地から隼人市街地に向かう国道471を左折した、天降川沿いに佇む。ワインレッドの看板が目印。駐車場も完備され、ウッドデッキの階段を上ると素敵な店内が広がる。
―――――こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。こちらのお店、素敵なロケーションですね。店内も明るく、広々とした天井は開放感があって居心地がいいです。早速ですが、ひさご屋百貨店さんについてお聞かせください。
酒匂 ありがとうございます。今日はよろしくお願いします。
弊社は現在4店舗ありまして、全て婦人服を販売しています。
約40年前、祖母の代から婦人服専門店として始まりました。
―――――創業はとても長く老舗だとお伺いしているのですが、、、?
酒匂 そうですね。創業からですと今年で185年になります。
「老舗」と自分で言うのは、ひけらかしているようであまり好きではないですが(笑)
というのも、最初は油問屋から始まり、そのあと呉服販売を経て、
戦後まもなく、祖父の代で株式会社化をし、総合生活雑貨を扱うお店になりました。
そして、約40年前から、父が婦人服専業として始めたので、
「老舗」という単語から連想されるようなはっきりとした「伝統」ではないけれど、
今まで、少しずつ変化しながら続いています。
ただ、おかげさまで、かつての総合生活雑貨時代から今に至るまでご来店いただいたり、
親子2代で来られる方もいらっしゃるので、すごくありがたいですね。
お客様を通して、歴史や受け継がれてきたものを感じます。
―――――お客様はほとんど女性になりますか?
酒匂 そうですね。ほぼ100%女性で、店舗にそれぞれで商品が違うので年齢層も違いますが、
大体40代~60代の方が多いですね。
―――――お店によってコンセプトが違うのでしょうか?
酒匂 来店されるお客様層や立地にあわせて品揃えは変えています。ただどの店舗も基本的には
カジュアルなものからオケージョンまで幅広く取り扱いさせて頂いています。
ちなみに、ここ(霧島市国分)の店舗は、2016年に建築され、オープンから2年半ほど
ですが、現在の形態になったのは約1年前からになります。
オープン当初はかなり若めの年代設定で、個性の強いブランド中心だったのですが、コンセプ
トを変え、国分の中心街にあったお店を統合し、今のような形になりました。
(ひさご屋百貨店 店内の様子)個性的なデザイン性ある服や、上質で素材の良い手縫いの服など、こだわりのある婦人服が並ぶ。
酒匂 ここの店長は私が幼稚園くらいのときからの大ベテランで、
お客様の意見を取り込みながら、商品をセレクトしています。
新しいお店でもあるので、いろいろな試みをしてきたいと思い、
その一環で雑貨も置くようになりました。
ちなみに「百貨店」という名称は、
昔の総合生活雑貨時代の名称から引っ張ってきた名前なんです。
―――――なるほど!そうだったのですね。桜島の椿油に関するお問い合わせは、お電話だったと思うのですが、セレクトする決め手は何だったのでしょうか?
酒匂 きっかけは、こちらの霧島店をリニューアルしようと決まって、
まだ、ふわっとしていたのですけど、雑貨などいろいろなものを置きたいと思っていて、
そのときに、スタッフが、国分近辺で購入したと、御社の椿油を紹介してくれたんですね。
―――――え~!!それは嬉しい!!ありがとうございます!
酒匂 瓶をみてパッケージが可愛いのと、ワンコインでお手軽じゃないですか。
それで桜島まで足を運んで、桜島ビジターセンターで発見して、お電話差し上げました。
桜島の素材もたくさんありますが、霧島店で弊社が取り組みたい内容に合っていたので
置くことになりました。
弊社が主に販売しているものは服飾ですが、
ファッションと椿油は「美」という部分でつながりますよね。
洋服だけでなく、女性が美しくなるためのトータルでのご提案をしているので、
女性目線のものづくりが揃っていて、ライフスタイルを提案できる場所として、
雑貨のセレクトをしています。
また、それらは鹿児島でまだあまり知られていない、「知る人ぞ知る」商品を置き、
発信することで、鹿児島の良さも実感してもらいたいです。
椿油以外にも、お酢もいいなと感じていて、
数ある黒酢の中から鹿児島の人にはあまり知られていない重久醸造所さんの商品を選びました。
お茶も無農薬のねじめ紅茶や、猫のイラストの載ったお味噌などありますよ。
(黒酢や紅茶、お味噌) 酒匂さんセレクトのこだわり商品。猫のイラストが可愛い。
―――――トータルでご提案されるということは、イベントなども行っているのでしょうか?
酒匂 そうですね。方向性としては2つあって、1つはジュエリーやインポートバッグなどの
普段は店頭にないアイテムを数日間限定で販売するイベントと、
あとは、ハーバリウム作りやワークショップなどのイベントがあります。
ほかにも、ハンドマッサージエステなど商品紹介の流れでお店に来ていただいたついでに、
楽しんでいただく時間を演出しています。
手前味噌ですけれど、ここの霧島店はロケーションがすごく良いんですよね。
国分や隼人の市街地からのアクセスがいいけれど、
ここはいわゆる街の喧騒から少し離れていて、
自然を活かした店づくりになっています。
目の前を天降川が流れていますが、この通りは素敵なお店が点在していて、
とてもいい雰囲気なんです。
当初ここを建てる際の計画としては、
現在駐車場になっている場所を美容やカフェスペースとして作り、エステも楽しめるけれど、
お洋服も買えるというような、
1日中お客様が居てもゆっくり楽しめるコンセプトにしたいと考えていました。
なので、このような景色が良くて、雰囲気のいい場所にしたんです。
(大きな窓から天降川が見える) 穏やかな空間が、五感を取り戻してくれるような感じがします。
―――――本当に気持ちがいいです~!ゆっくり、のんびりとお洋服を見る時間があるのがいいですね。わざわざ足を運びたくなるような場所です。
酒匂 そういった雰囲気を感じ取っていただくお客様も少しずつ増えてきておりまして、
ありがたいです。
周囲の環境を活かしながら、他にはないものを見出して、洋服でも雑貨でも、ロケーションでも、付加 価値をつけるために、いいものをセレクトすることに力をいれたことによって、
「同じものでも買うなら、ネットでも他店でもなく、うちで。」ということに繋がるといいです。
弊社で購入していただいたお洋服が生活に潤いを与え、それがいい記憶となって、
ひさご屋百貨店に行けば面白い商品があるかもしれない、というワクワク感になり、
リピートしてくださるのではないかと思います。
色々なことがリンクして、ストーリーとなってお客様に提供できたらいいですね。
―――――ちなみに、話は戻りますが、酒匂さんは椿油使ったりしますか?
酒匂 すみません、僕は使わないので、スタッフの内木場さんに聞いてみてください(笑)
内木場 こんにちは。よろしくお願いします。
まずは、雑貨20mlですが、シンプルなデザインと、小瓶というのがいいですね。
あとはハンドクリームですが、クリームというより乳液みたいですよね。
実はお客様にお出しするときに、なめらか過ぎてドバっと出てしまって、
出す際の調節が効かないので、チューブ状ではなく、
ちがう容器でもいいかもしれないですね~。プッシュタイプで使う量が出てくるとか。
容量も少し大きめなので、もう少し小さくして、ポーチに入れやすくなるといいですね~。
酒匂 すみません、いきなりダメ出しで!(笑)
――――― (笑) 大丈夫です、むしろありがたいです!
内木場 でも、とても良い桜島小みかんの香りなので、「仕事の合間などにつけるとリフレッシュ出来て
癒されますよ」とおすすめしています。
よくギフト用としてお求めいただく方もいらっしゃいますが、
全てのパッケージがシンプルなので、プレゼントしやすいですよね。
すでに雑貨20mlを使ってらっしゃる方はサイズがとてもいいのか、
もう3本目!というお客様もいらっしゃいますよ。
実際にテスターで試されて、納得されてからご購入されています。
ネイルオイルもなかなかマニキュアのような筆のタイプはないので、おすすめしやすいですし、
食用の椿油も癖がなくて食べやすかったです。
あと、商品ではないのですが、パンフレットも
色のコントラストがきれいで、あったかい雰囲気がいいですよね。
(霧島店での様子)
(加治木本店での様子)
―――――美容から食用まで取り扱っていただいて、ありがとうございます~!これからも商品開発やPR含め頑張ります!
酒匂・内木場 桜島は国分からもよく見えて、桜色に見えるときもあります。
桜島は庭のようなものです(笑)今後もよろしくお願いします。
今回お話を伺った酒匂さん(左)と内木場さん(右).。大きな窓のところでパチリ。
――――
(株)ひさご屋さんにて販売している商品は
〇桜島つばき雑貨20ml
〇食用つばき油
〇ピュアプレミアム
〇桜島つばきネイルオイル
〇桜島つばきハンドクリーム
―――
《株式会社ひさご屋》
〇加治木本店
住所 鹿児島県姶良市加治木町本町61
電話番号 0995-62-2356
営業時間 10-19時
定休日 第1水曜日 ほか臨時定休有り
(加治木 本館館内) 霧島店よりも広く、品数も充実。
〇ヒサゴ屋百貨店霧島店
住所 鹿児島県霧島市国分野口西12-13
電話番号 0995-48-5688
営業時間 10-19時
定休日 第1火曜日 ほか臨時定休有り
最近のコメント