「椿のある暮らしを」Vol.9

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こんにちは。

桜島ミュージアムです。

毎月お届けしている「椿のある暮らしを」の連載ブログ。

暮らしの中にそっと潤いを与えてくれる椿の魅力をお伝えするとともに、

桜島のつばき油を置いてくださる店舗様の魅力もご案内いたします。

 第9回目は、鹿児島県いちき串木野市にあります「サクラカネヨ直売所」さんです。

なんとこちらは、お醤油屋「吉村醸造株式会社」が運営している、

自社のお醤油を直売しているお店です。

 今回は、いちき串木野と、7月に黎明館の中にも直売所がオープンしたので、2箇所訪ねました。

そして、「なぜ、お醤油屋さんにつばき油?」そのお話も伺いました。

――――――

直売所外観.jpg       (サクラカネヨ直売所の外観写真)

吉村醸造醤油のれん.jpg 吉村醸造工場外観.jpg

       (醤油ソフトクリームの垂れ幕も。)           (事務所と工場が道路を挟んで直売所向かいにある。)

吉村醸造店内3.jpg吉村醸造販売物3.jpg吉村醸造飲食スペース1.jpg

(館内の様子)  暖簾をくぐると、なんとも香ばしい醤油の香り。そして、ずらりと並んだ醤油がお出迎え。奥まで進むとカフェスペース。とても心地いい空間が広がる。

 吉村醸造大黒様.jpg 吉村醸造飲食スペース2大黒様.jpg

(大黒様)  七福神の1人で豊穣の信仰がある。直売所の守り神。お店に入るなり出迎えてくれる。

 

 

 

―――――こんにちは!昨日はいちき串木野の「サクラカネヨ直売所」に伺いましたよ。たくさん写真を撮って参りました。今日はこちらの黎明館でよろしくお願いいたします。

 

 

栗野 ありがとうございます。今日はよろしくお願いいたします。

 

 

―――――早速ですが、「サクラカネヨ直売所」はどのような場所になりますか?

 

 

栗野 こちらはいちき串木野市にある、1927年創業の醤油屋「吉村醸造株式会社」が

           醤油の直売所として運営をはじめました。

   当初は現在のような建物は無く、事務所のほうで醤油の直売をしていたのですが、

   2012年「サクラカネヨ直売所」を事務所の向かいに開設しました。

   ブランディングに「ランドスケーププロダクツ」の中原さんにお願いしています。

 

   建物は市来小学校にあった米蔵を移設して、

   梁や2階部分もそのまま利用しています。

 

   「サクラカネヨ直売所」の新しい建物ができた当初も、

   そのまま弊社の調味料だけを販売していたんですが、徐々に

   県内外の「いいな」と思う商品を置くようになりました。

 

   実は桜島のつばき油も、中原さんが選んだことがきっかけだそうです。

   匂いがしなくて、パッケージもシンプル。

  

   購入する方の大半は女性でリピーターの方ですよ。

   以前どこかで購入したり、もらったりして使い続けている方だったり。

   初めて購入する方はプレゼント用でお求めいただく方が多いです。

吉村醸造つばき油.jpg

                          (桜島のつばき油20mlと100ml)

 

 

―――――ありがとうございます!とても嬉しいです。お醤油屋さんにつばき油があることにも納得しました。ちなみに、栗野さんも使っておられるんですか?

 

 

栗野 はい、長く使わせていただいてますよ。ありがとうございます。

 

 

―――――昨日伺って感じたのは、地元のお客様が多いということにびっくりしました!お母さんと娘さんが醤油を買いに来たついでに醤油ソフトクリームをカフェスペースで食べていったり、おばあちゃんがお中元用に何箱も購入したり、開店と同時に次から次へとお客様が来ていました。

 

 

栗野 平日は地元のお客様、土日は観光の方がお見えになります。

   串木野の観光スポットやカフェの帰りに寄り道して、「醤油買いに来た~」という方も多いです。

 

 

―――――「醤油ソフトクリーム」食べましたよ!すごく美味しかったです。見た目がそんなに醤油色ではなかったのが意外でした(笑)あと、しんこだんごも買って帰りました。タレがたっぷり!

 

 

栗野 そうですね、ソフトクリームはそんなに色はついていない(笑)

   それと、鹿児島の醤油は甘いから、そんなに醤油を混ぜなくても味がなじむんだと思います。

   ソフトクリームやしんこだんごは、

   直売所で調味料や雑貨類を販売始めた後にカフェを開き、販売し始めました。

   比較的新しい商品です。

吉村醸造醤油ソフトクリームSサイズ.jpg 吉村醸造しんこだんご.jpg

(醤油ソフトクリームSサイズ) 税抜き200円/Mサイズ税抜き300円。トッピングに湯之元せんべいをのせることもできる。食べると、ほんのり醤油の香りがする。

(しんこだんご) 1本80円。冷めても柔らかいままの"タレだく"団子。何本でもいける。香ばしい香りの出どころはきっと、これだろう。

 

 

―――――醤油の世界って、どのような感じですか?

 

 

栗野 現在、醤油業界は年々消費が減って衰退しているんです。   

 

 

―――――え!!そうなんですか?!和食ブームがあるので輸出などが多いのかと思いました。

 

 

栗野 鹿児島県内の醤油屋は約100件近くありましたが、現在は26件ほどに減りました。

   醤油を製造する際に「もろみ」が必要になるんですが、

   もろみを作る仕事がいわば「3K」といわれていて、とても大変なんです。

   そこで、もろみを作るための合同の組合「鹿児島県味噌醤油工業協同組合」を隼人に作って、

   県内各メーカーに卸して、メーカーごとに砂糖やアミノ酸を混ぜて、

   各社オリジナルの甘い醤油ができるようになっています。

 

   ベースは同じもろみでも、砂糖やアミノ酸の分量やバランスが違うので、

   各社のオリジナルの醤油ができます。

   コーヒー豆は同じものでも焙煎が違うと味が違うみたいな、、、。

 

   いちき串木野市は海沿いで漁師の町なので、醤油も味噌も少し甘めです。

   でも、枕崎のほうがもっとドロッとしていて、一番甘い印象はあります(笑)

 

   組合から卸してもらう醤油は、

   関東のお醤油のような辛いタイプの「生揚醤油(きあげしょうゆ)」ですが、

   鹿児島特有の甘い醤油にしたのは、

   サトウキビが手に入りやすかったからとか、焼酎に合うように作っているとか

   諸説ありますね。

 

 

―――――なるほど~!鹿児島の醤油は甘い理由がわかりました。それにしても吉村醸造さんのお醤油はバリエーション豊富ですね。併せて醤油さしやオリジナルグッズもありますよね。一番かわいいなと感じたのが、メモ帳なのですが。

 

 

栗野 あー、あれはラベルをそのまま貼った商品です。

   昔は醤油を一升瓶で販売していましたが、軽量化や衛生面からペットボトルに変更になり、

   ラベルだけが余ってしまって。

   そこで何か作ろう!と考えてメモ帳になりました。

吉村醸造メモ帳.jpg

       (余った一升瓶のラベルを活用したメモ帳)

     吉村醸造販売物1.jpg   吉村醸造醤油さし1.jpg

(サクラカネヨ直売所@いちき串木野の様子)  Tシャツやトートバッグ、醤油さしなどオリジナルグッズがたくさん!

     吉村醸造店内2.jpg   第3のソース.jpg

(第3のソース) ウスターソースでもなく、とんかつソースでもない新しい第3のソース。フルーツのうまみがコクをだし、揚げ物、焼き物どちらにも合う。醤油だけでなく、ソース類、めんつゆ、みそ、加工品など、幅広い商品が揃う。

 

栗野 昔は量り売りで醤油を購入される時代でもあったので、一升瓶はたくさんありました。

   直売所では、今も量り売りもしています。

   ほかにも、県内では唯一弊社だけですが、個人宅への配達もして、

   約9000件くらい、、、。

 

 

―――――え!!それは大変なのでは?このご時世に、、、?

 

 

栗野 僕も配達をしていた時期があって、醤油1本から届けます。

   昔ながらですけど、暮らしに寄り添って配達先の方の顔を見るのもいいですよ。

   配達時は前掛けをしますが、その前掛けも販売しています(笑)

 

 

―――――暮らしに密着して、お客様に近いお醤油屋さんですね。ここ、7月12日オープンの「城山シーズニング」も消費者との距離が近くなる場所ですが、こちらが立ち上がることになったのは、どのようなことがきっかけだったんですか?

 

 

栗野 それも、「ランドスケーププロダクツ」の中原さんからのお話で、

   黎明館にある喫茶店とレストランが無くなるから何処かテナントさんがみつからないかと

   探しておられました。

   黎明館玄関入り口にあった喫茶店は、現在「CHIN JUKAN POTTERY 喫茶室」として新しく

   生まれ変わって、レストランは弊社が運営する「城山シーズニング」が誕生しました。

 

   社長は最初、断ろうとしてたんです。

 

   普段お店に調味料を卸す側のメーカーが飲食店をするということは、

   今お取引している会社様との関係性もあるということと、

   やったことがない業態なので、心配もありましたが、結果お受けすることになりました。

 

   お店のコンセプトとしては、

   「調味料を発信する拠点」です。実際食べて、こういう使い方が出来るんだと感じて、

   調味料の購入もできる場です。

   「城山シーズニング」という店名でありコンセプトで、

   その中に「つるまるキッチン」というレストランと

   「サクラカネヨ直売所」が入っているという形ですね。

 吉村醸造黎明館入り口.jpg 吉村醸造黎明館館内2.jpg 

 (黎明館1階 城山シーズニング入り口と店舗の様子)

 吉村醸造黎明館醤油さし.jpg 吉村醸造調味料バー.jpg 

 (様々な暮らしの道具と調味料バー) ランチはビュッフェスタイル。調味料で自分好みの味に。

 

 

―――――ますます進化を遂げていくことになりそうですが、今後どのような場にしていきたいですか?

 

 

栗野 醤油や味噌は日本人には身近な調味料です。ここは、後世に食文化を伝える場所にしたい。

   最近は、醤油ソフトクリームがSNS上にアップされて、

   それをみて訪れる方もいらっしゃいますが、一過性のものではなく、

   子どもから大人まで、日本独自の食文化をお伝えして、

   醤油の使い方の提案をできる場にしていきたいです。

 

 

 

―――――ありがとうございます。今後も目が離せないスポットになりそうですね!今度はランチを食べに来ます!!

吉村醸造栗野さん.jpg

       (本日お話を伺った栗野さん)

 

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サクラカネヨ直売所@いちき串木野市、城山シーズニングにて販売している商品は

〇桜島つばき雑貨20ml

〇桜島つばき雑貨100ml

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《サクラカネヨ直売所》

 住所   〒899-2103 鹿児島県いちき串木野市大里5565

電話番号 0996-36-3121

営業時間 午前10時~午後5時

定休日  木曜日(ほか年末年始、夏季休暇)

アクセス (車) 鹿児島市内~南九州西回り自動車道 市来ICより車で5分(計35分)

     鹿児島市内~国道3号線市来方面(55分)  (電車)JR市来駅から徒歩10分 

吉村醸造駐車場1.jpg 吉村醸造駐車場2.jpg 吉村醸造駐車場3.jpg

     (第一駐車場)直売所の隣。(第2駐車場)直売所から約30m。大型バスも入る。白いのぼりが目印。

URL   http://sakurakaneyo.com/store/

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《城山シーズニング》

 住所   〒892-0853 鹿児島市城山町7番2号(黎明館1階)

電話番号 099-213-9554

営業時間 午前10時~午後5時 (ランチライムは11:00~14:00)

定休日  黎明館の休館日に準ずる

(月曜日※祝日の際は翌日、毎月25日※土日であれば開館、年末年始12月31日~1月2日)

吉村醸造鶴丸キッチンリーフレット.jpg 吉村醸造鶴丸キッチンリーフレット2.jpg

―――

次回は、加治木にあります、創業150年以上の老舗「ひさご屋百貨店」さんにお邪魔します。

 

 

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このページは、久木田が2018年8月21日 10:40に書いたブログ記事です。

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