開会ののち、東桜島小学校の生徒さんによる献花、全員での黙とう、そして改新校区・有馬会長からごあいさつです。
東桜島中学校の生徒さんたちは、総合学習の時間に林芙美子について自分たちでいろいろと調べているそうです。
鹿児島高校放送部の生徒さんたちは、「放浪記」の朗読やフルート演奏などを交えながら芙美子の生涯を振り返りました。
最後に東桜島中学校の生徒さんと出席者全員で『林芙美子賛歌』を斉唱。
古里地区には、国道224号線沿い・旅館街のすぐそばに林芙美子文学碑公園があり、芙美子の像も建っています。
昨秋になりますが、祇園之洲→磯→花倉(けくら)→三船→竜ヶ水にかけての国道10号線を歩いてみました。
クルマや列車の車窓からは、桜島や錦江湾の素晴らしい眺めを楽しむことができるこの区間。
果たして歩いてみたらどうだろうと期待半分で行ってみましたが…残念ながらあまりにひどい歩行環境でした。
この辺りは、先般ご紹介した竜ヶ水からの山道同様、吉野台地から錦江湾に向けて急な崖がストンと落ち込む地形となっており、ごくごく狭い空間に道路や線路を通しているので、歩道にそれほどのスペースを割けないことは分かってはいました。
しかし、歩くにはあまりに苦労が多い…というか事実上歩くために造られていないことが分かったので、副題にも思わず「酷道」と記してしまいました。
途中には史跡なども少なからず点在し、またせっかく景色も良いのだから、整備次第ではハイキングやサイクリングには持って来いのはず…う〜む、残念。
今回はその前半部分、花倉辺りまでの区間をご紹介します。
こちらは琉球人松。祇園之洲にほど近い海辺にあります。
琉球からの船が目印にしていたそうで、残念ながらマツクイムシに被害で1953年に切り倒されました。
なんと樹齢142年だったそうです。
現在ある松は、その後改めて植えられたものです。
ご存じのとおり、磯地区は数多くの近代化遺産で有名です。
写真にある紡績所跡のほか、仙巌園・尚古集成館、異人館、造船所跡の碑も遺されています。
その他ぢゃんぼ餅屋さんの並びや海水浴場もすっかりおなじみですよね。
仙巌園を過ぎると歩行環境は極度に悪くなります。
花倉、三船あたりまで片側1車線の狭い道路が延々と続き、歩道は道路の端に白線が1本引かれているのみ。
交通量も多く、事故の危険をしっかりと避けながら、排気ガスをいっぱい浴びながらの道のりとなりました。
大型トラックなどに追い抜かれる時には歩みを止めて通過待ちするなど、安全面では特に気を遣いました。
皆さんご存じ、西郷隆盛蘇生の家です。
月照上人とともに錦江湾に入水したエピソードは有名ですが、クルマや列車から眺めたことはあっても、実際に訪ねてきたのは初めてでした。
駐車場もなく、徒歩や自転車では危なくて辿りつけず、利用できるのは事実上路線バスくらいでしょう。
すぐ横を走る日豊本線に簡易な駅でもあるとよいのですが。
西郷隆盛に纏わる重要な場所ですし、「西郷蘇生の家」駅なんて駅名にすれば観光面でもインパクトがあるのでは?
などと嘆き節の多いブログですみません。
多少不満を感じながらの道のり、もうしばらくてくてくと続いていきますが、竜ヶ水までの後半部分はまた回を改めてご紹介しますね。
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