本日は、鹿児島大学の地頭薗先生をお招きして、桜島の砂防体感ツアーを行いました。
参加者は、総勢50名弱。キャンセル待ちが出るくらいの大盛況ぶりでした!
13:00より桜島港フェリーターミナルで受付開始。続々と参加者が集まってきました。
13:40に予定通り袴腰港を出発、まず目指すは野尻川8号ダム!
ここは、南岳火口から2kmの地点で、工事関係者もここまでしか立ち入ることのできない地点です!
砂防施設の奥には、土砂の発生源が広がっており、荒々しい景色が広がっていました。
野尻川8号ダムといってもピンときませんが、湯之平の展望所から見るポッコリとした山(引ノ平)のちょうど裏側の付け根の部分にあたります。
普段は立ち入り禁止の場所ということもあり、参加者の皆さんも興奮しているようでした。
次は、土砂をためておく場所『遊砂地』を通り『底抜きスクリーンダム』のある野尻川4号ダムへ。
このスクリーンダムは、簡単に言うと、大きいスノコが地面においてある構造です。
大きな土砂をこしてから、水と小さな土砂だけを下流へ流すというもの、日本でも数少ないダムの一つです。
様々なタイプの砂防施設をみて関心する方、写真を熱心に撮る方、様々でした。
そして、なによりも普段はダンプが通るような道を観光バスが通って行くことが、参加者のみなさんも地頭薗先生も(運転手さんも?)びっくりされていたようでした。
(運転手さん!お疲れ様でした!そしてありがとうございました!!)
細い道をどうにかこうにか進み、ようやく一般道へ。途中、砂防センターでトイレ休憩。
本当は、ここの見学を含めていたのですが、時間の都合上省くこととなりました。(国土交通省の方スミマセン・・。)
次は、途中牛根大橋や昭和火口をみながら黒神地区の昭和溶岩地帯へ!
こちらもまたまた、立ち入り禁止区域。ここは、昭和溶岩の流れた場所で通称『地獄河原』と呼ばれています。
その名の通り、ごろごろとした岩が一面に広がっています。
昭和火口や、退避壕などを見物しつつ、桜島の大きさを実感しました。
『SABO』というのは、全世界共通語として使われているそうです。
そして、桜島の砂防技術は、世界的にもトップレベルなのだそうです。
今回は、そのような『本物』を体感できたツアーではなかったでしょうか?
最後に、解説してくださった地頭薗先生、立ち入り禁止の場所の入場を許可してくださった国土交通省の方、ぼこぼこの道を運転してくださった運転手さん、ありがとうございました
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