2017年12月アーカイブ

「椿のある暮らしを」Vol.1

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「椿のある暮らしを」記念すべき第1回目は、「D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA」。

店長 中村麻佑さんにインタビューしました。マルヤガーデンズオープン時からのお付き合いになるので、早7年。

実際に商品を愛用して、椿の良さを伝えてくださるお店です。

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ーこんにちは!いつもお世話になっております。今日はよろしくお願いします!
はじめに、D&DEPARTMENTさんについてお尋ねしますね。食器やキッチン道具、家具や食品まで幅広くディスプレイされていますが、どのようなお店ですか?

――私たちは「ロングライフデザイン」をテーマとするストアスタイルの活動体で、物販や飲食、出版や観光などを通して、47都道府県の持つ個性とその土地らしいデザインを見直し、全国に向けて紹介する活動を行っています。(※ロングライフデザインの10か条

取り扱っている商品は、D&DEPARTMENT全店共通で扱う「日本と世界のロングライフデザイン商品」と、各地で独自に発掘する「地域のロングライフデザイン商品」で構成されます。 D&DEPARTMENT KAGOSHIMAでも椿油をはじめとした、地域に根ざした商品を取り揃え、そこから鹿児島らしさを感じてもらえるよう意識しています。


―「鹿児島らしさを感じる商品」とは「鹿児島の地域性」と何か関係があるのですか?

――各地のD&DEPARTMENTで紹介しているその土地らしい商品に比べ、鹿児島生まれのものは「力強さ」があり、素材自体にたくましさを感じます。例えば桜島の椿も活火山桜島の降灰がある中でたくましく育つからこそ良質なオイルが採れる。奄美の泥染めも、各地の竹製品も、鹿児島の風土だからこそ生まれる力強さがあると思います。


―たしかに、南国と北国では商品の雰囲気が全然違いますね。地域性を感じる商品は、素材や暮らしが深く関わっていますね。

――そうですね。同じ竹製品でも南と北では竹の品種が違うため、素材に合わせた加工技術が必要になり、仕上がりの印象も違います。そのため鹿児島の竹製品は繊細な手仕事というより豪快さを感じます。その土地の素材を使い、素材に合わせた加工技術で作り上げるからこそ、息の長い道具として人々の暮らしを支えることができるのだと思います。


―では、桜島の椿はどんな人が探していますか?

――一番は髪のお手入れに取り入れる方が多いです。また、天然由来なので安心して使えることはもちろん、椿油はお肌に良いという情報をご存知の方も多いです。

友人や家族、特に「おばあちゃんの肌艶が良くて秘訣を聞いたら椿油だった」というお話を良く耳にします。リピーターさんが多いのも特徴で、プレゼントでもらい使ってみたらとても良かったと、贈り物を受け取った方が別の方への贈り物に椿油を選ぶという連鎖も起きています。
健やかでありたいという気持ちは男女問わずみなさん持っていて、特に女性は「きれい」に敏感だと思います。「楽をしたい」というより「ひと手間に自然の力を取り入れたい」という思いを強く感じ、みなさん色々な使い方で椿油を暮らしに取り入れていらっしゃいます。

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―中村さんはどのような使い方をしていますか?

――最近は「ピュアプレミアム」を愛用しています。つけ心地が軽く肌馴染みが良いので、朝のお手入れに取り入れやすいです。売り場に立っていて乾燥を感じた時や、できるだけ身軽でいたい出張時に髪もお肌もお任せ!の椿油一本で出かけることもあります。濡れた髪の毛に馴染ませてから乾かすとまとまりが良かったり、化粧水前のブースター代わりになったり、乳液代わりになったりと、店頭でお客様からいただいたアイディアを自宅で実践しながら私好みの使い方で暮らしに取り入れています。
たくさんの魅力がつまっている椿油ですが「椿油だからとにかく良い」ではなくて、使う方との相性もあると考えています。店頭ではお客様からいただいたアイディアをご紹介しながら、色々と試し、自分にあった使い方を見つけていただけるようおすすめしています。


―今後どのように椿のある暮しを提案できると思いますか?

――私たちが店頭でご紹介している竹製品には、椿油で磨きの仕上げを行っているものがあります。人の手によって竹製品の艶が増すことはよく知られていますが、昔からの知恵として椿油が用いられていることに驚きました。人の肌に近い成分をもつという特徴の他にも、静電気が起きにくくほこりが付きにくいという利点があるそうです。
以前、椿油で揚げた天ぷらをご馳走になったのですが、さっくりと軽く胃もたれしない美味しさが忘れられません。今は髪やお肌のお手入れに良いということが注目されていますが、道具や食材としての椿油の魅力も掘り下げてご紹介していければと思います。将来的にはお客様と一緒に椿の収穫や搾油体験を通して椿油の魅力を学ぶ勉強会を開催したいです!

―中村さん、本日はありがとうございました!ぜひ、椿油の勉強会を一緒にお願いいたします!

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店長の中村さん

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店内のいたるところにギフトの詰め合わせとして飾っていただいています。

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鹿児島の民芸品おっのこんぼと一緒に。

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D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA
さんにて販売している商品は
〇雑貨20ml  
〇雑貨100ml  
ピュアプレミアム
桜島つばきハンドクリーム

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次回は来年2018年1月中旬に、NHK大河ドラマ「西郷どん」でアツい
鹿児島市ふるさと維新館」にお邪魔します。

「椿のある暮らしを」Vol.0

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みなさん、こんにちは。

本日から、月1回「椿のある暮らし」をコンセプトに、「SAKURAJIMA TSUBAKI」シリーズを販売してくださっている店舗へ伺い、椿にまつわる"アレコレ"をインタビューする企画がはじまります。

おかげさまで、たくさんの店頭に置かせていただき、「SAKURAJIMA TSUBAKI」シリーズは、なんと8周年を迎えました。

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はじまりは、桜島ミュージアムのオフィスに届いた一升瓶。

「いつもお世話になっている御礼に」と、地元のおじいちゃんがプレゼントしてくださった椿油でした。

当時、私たちにとってあまりなじみのなかった椿油。

どんなものなのだろうと調べると、優れた品質、多様な使用方法、日本人との長く深い歴史など、椿油の持つ力にすぐに魅了されました。

 

「昔ながらの自然のオイルを、次の世代にも伝えていきたい」

私たちの商品開発が始まりました。

 

現在、熱を加えて搾る昔ながらの椿油(加熱圧搾法)のほか、非加熱で搾る新しい椿油(非加熱圧搾法・コールドプレス製法)もラインナップに加え、髪やお肌のお手入れ用の椿油はもちろん、食用椿油、椿油を使ったハンドクリーム、ネイルオイルなどを販売しています。

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火山灰に負けず、美しい花を咲かせる桜島のヤブツバキ。その種は、生産者の手でひとつひとつ丁寧に収穫され、年間約5トンの椿油が生産されます。

私たちは、「SAKURAJIMA TSUBAKI」を多くの方にご愛用いただけるプロダクトにしたい。そして、椿が咲き誇る桜島の景色と暮らしを永く未来へ残していきたいと思っています。

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これから毎月、「SAKURAJIMA TSUBAKI」を販売していただいている店舗へ伺い、「椿のある暮らし」について尋ねていきます。

皆さんに、「椿のある暮らし」をより身近に感じていただけたらうれしいです。

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